大正12年に創業してから今年で創業95周年を迎える株式会社ナンブグループは、調剤薬局以外にも、介護事業や福祉用具のレンタル等幅広い事業を行っています。
調剤部課長・ナンブ薬局日名店の管理薬剤師である草野さんにナンブ薬局の魅力についてお話を伺いました。
調剤薬局でコンパ? 他部署と楽しみながらの議論の場
ナンブ薬局様は社員同士の仲が良いということですが、その秘訣を教えてください。
入職したての人には、仕事はもちろんですけど、それよりも前にまずコミュニケーションを大事にしようと言っています。社員同士の仲が良くなることで、ポジティブな影響が生まれますから。
会社全体では新年会や忘年会を毎年行っています。各店舗でも親睦会などを定期的に開催しているので、自然と仲が深まりますね。それ以外にも、他部署と交流できるナンブ薬局独自の「コンパ」という独特の打ち合わせがあります。
「コンパ」というのは、いわゆる飲み会のようなものでしょうか?
一般的な飲み会とは少し違っていますね。茶話会のような感じでしょうか。軽食をしながら、設定したテーマについて、部署をまたいで議論をする会です。それぞれの目線で様々なアイディアを出し合っています。
「コンパ」は経費で行うようにと社長からもOKをもらっているので、楽しみながらも積極的に議論ができるのが楽しいですね。部署内外で集まる機会が増えると、社員同士顔が分かるようになるので、困った時に助け合える環境になるのも良いですね。
実は、今回「週休3日薬剤師.com」さんを知ったのも、このコンパで提案されたのがきっかけなんです。
週休3日、全自動調剤ロボット。創業95年の老舗企業が挑む、薬剤師の働き方改革
週休3日を導入しようと考えた経緯について教えてください。
以前求人応募があった時に、少しの条件の違いだけで入職できない方がいたので、非常にもったいないと感じました。日本の人口減少とともに、様々な所で人手不足だと言われています。ナンブ薬局でも人手不足、若者の採用は解決すべき課題です。
今後さらに店舗を増やしたい時にも、人手不足なら難しいですよね。一部店舗では複数の調剤ロボット(※)を導入していますが、やはり必要人数は確保する必要があります。そこで、求人条件を緩和して応募者数を増やしたいと考えて、週休3日を導入することになりました。
※「Litrea」は小型全自動錠剤分包機。いわゆる一包化の機械で、自動分割等にも自動対応。「ROBO-PICK」は全自動PTPシート払出装置のこと。「DimeRo」は散薬の調剤業務に特化した自動化機械。上記製品は全て株式会社湯山製作所のもの。これら全自動調剤ロボットの導入が、医療安全と業務の効率化による薬物療法の質の向上に繋がるとして、近年注目されている。
週休3日はどのような時に活用できると思いますか?
結婚や出産などでライフスタイルが変化した時にも、退職しないという選択肢の一つとして、週休3日制度は有りだと考えています。
調剤が未経験の方、ブランクがある方も、まずは週休3日で働き始めたいという時に便利ですよね。引っ越しなどで住居が変更する時にも、近隣にナンブ薬局があるなら、店舗を変更して勤務を続けていただくことも考えています。
ライフスタイルが変化しやすい30代の方にとって、勤務しやすい環境を整えていきたいですね。将来的には、週休3日の勤務でも管理薬剤師が行えるような体制を構築していきたいと思っています。