株式会社週休3日が事業を始めて1年。週休3日薬剤師.comがオープンして7ヶ月。
北は北海道から南は九州まで、50名を超える薬剤師の皆さまにご登録・説明会にご出席いただきました。
薬剤師の皆様は、特殊な職場事情により、長時間労働や、実質的には週休1日のような働き方でお悩みの方が多く、「働き方を変えたい」とご相談いただいております。
実際に週休3日正社員での紹介実績も増えて参りました。2018年4月には報酬改定があり、薬剤師さんの取り巻く採用環境は大きく変化すると思いますが、地域の偏りや、特殊な働き方を考えますと、今後も安定的に週休3日正社員の転職をお手伝いできると考えます。
株式会社週休3日が事業を始めて1年で分かったこと
何とか事業を開始して1年を迎えることができましたが、週休3日を旗に事業を1年間継続して分かったことをまとめたいと思います。
1、「週休3日正社員」の働き方には潜在的なニーズがある!
2017年2月、まだ週休3日が注目されていない段階でのインターネットアンケートでも以下の結果が出て驚きました。
週休3日正社員は黎明期で、疑っている方もまだ多く、皆さん様子を見ている印象です。しかしながら、働き方でお悩みの方のお話や、実際に弊社が転職をサポートして週休3日正社員で働いている方々のお話をうがっていると、2018年以降確実にニーズが顕在化していくと確信してします。
今までのところ、30代・40代の男性から「週休3日の働き方を考えたい」とご相談いただく機会が多いです。全く想定外でした。反対に女性の方は想定していたよりも少なめですが、人材不足を背景に(サービス残業が厳しくなるなども追い風に)パートから正社員への流れが加速してくると、平日に全く余裕がないのも困るので週休3日正社員を検討したい、という方が加速度的に増えるはずです。
2、週休3日正社員を導入する企業・事業者が2018年内で確実に増加する!
現在日本は人口減少社会に突入しており、人材不足は今後も慢性的に続くはずです。これを背景に、企業・事業者は正社員の定義を再定義する必要に迫られるはずです。再定義の結果として週休3日制を導入し、週休3日正社員を募集する企業が増えると考えます。
経営者の方は、比較的週休3日制に対してポジティブな方が多い印象でした。説明させていただくと、論理的に週休3日制の事業者側のメリットを評価いただくことが多かったです。
実は「正社員」というのは、法令や行政が定義しているものではありません。法令においては上限(週40時間)を設定しているに過ぎないのです。
つまり「正社員」は企業・事業者が自由に定義できるものなのです。
人口減少・超高齢社会においては、消費者のニーズよりも、働く人のニーズを捉えなければ事業を継続できなくなるはずです。
正社員の定義における重要条件の勤務時間は、これまでの週40時間だけでなく、週32時間から週40時間といった幅のあるものに変わるはずです。
その時、重視されるのは週32時間勤務、つまり1日8時間×週4日勤務の週休3日正社員なのです。
実際に、薬剤師の週休3日正社員の求人情報はこの1年で大きく増えました。一部、ご紹介をさせていただきます。
北海道函館市。働きやすさが魅力の調剤薬局グループ
東京・神奈川の複数店舗に、週休3日制を導入している先進的な調剤薬局グループ
静岡県島田市 創業70年を超える製薬メーカー
愛知県・静岡県を中心に展開する調剤薬局グループ
給与も働きやすさも好条件。静岡県浜松市浜北区の調剤薬局
週休3日制の未来
人口減少社会・超高齢社会において、働く方の負担が大きくなるのは経済面だけではありません。それ以上に深刻なのは時間の負担が増大することだと考えます。
ひょっとすると2025年頃には「週休2日正社員で働くのは贅沢」と呼ばれるようになっているかもしれません。
日本が人口減少・超高齢社会を乗り越えていくために、株式会社週休3日は、週休3日正社員等の働き方の選択肢を広げていきます。
2018年もよろしくお願い致します。
2018年1月1日
株式会社週休3日
代表取締役 永井宏明