NHKクローズアップ現代でも、働き方や、企業と社員の関係の変化を考えさせられる内容が度々特集されるようになってきました。
薬剤師の皆様も「半休が週に2回で、実質的には週休1日」などの働き方が一般的なこともあり、働き方や、企業と社員の関係についてはご興味をお持ちの方も多いかと思います。
特に6月1日のNHKクローズアップ現代においては「会社が社員にしがみつく!?〜大量離職時代をどう生きる〜」と題して、”社員に辞めないでもらう”「リテンション」(保持)という取り組みが注目されているという特集が放送されました。
バブルを超えたと言われる売り手市場。どちらかと言えば好調な景気が長く継続していることもありますが、やはり、少子超高齢社会が深化する中、若い働き手が減少しているのが根本的にあるのは間違いありません。
薬剤師は、都市部においては人材不足が解消されつつありますが、地方においてはまだまだ人材不足が続いており、どうやって”辞めないでもらう”かは、事業者として喫緊の問題です。
特に、若者たちが就職した会社をなぜ辞めていくのか。厚生労働省の調査結果は大変印象的でした。
「初めて勤務した会社をやめた理由」(複数回答可)の第1位は「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」で、22.2%でした。第2位「人間関係がよくなかった」19.6%、第3位「仕事が自分に合わない」、第4位「賃金の条件がよくなかった。」を抑えての結果で、一昔前であれば考えられない気がします。
特に「賃金の条件」よりも「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」の方が上なのが、今時なのでしょうか。
今後の日本において、景気の波によって人員充足傾向が強まることもあるかもしれませんが、トレンドとしては人材不足は続きます。特に団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、日本国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』になるわけで、特に医療介護福祉業界を中心に一層の人材不足が考えられます。
今こそ、仕事とプライベート、企業・事業者と働く人の関係を抜本的に見直す時期がきていると感じます。
※ご紹介をさせていただいた、NHKクローズアップ現代でも今後も「働き方」に関する特集が組まれると思います。
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