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【薬剤師向け】激戦の都市部から地方へ?週休3日も実現可能な新しい転職戦略

書いた人 Text:代表 永井
2025.05.23

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薬剤師の転職市場、本当に「厳しい時代」になったのか?

最近、薬剤師の転職市場について「厳しくなった」という話を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。特に、東京23区内やその近郊、大阪市、福岡市といった都市部では、薬剤師が充足傾向にあると言われています。コロナ禍の影響でこの傾向は少し加速した側面もありますが、実際にはコロナ前から求人が減少しつつありました。特に東京、大阪などの都市部や一部の地方中核都市では薬剤師が充足している状況です。率直に、都市部では薬剤師の数が増えすぎたと言えます。かつては年齢を問わず就業できた状況から、かなり厳しくなりました。

このような都市部の状況では、一つの求人に対してかなりの数の薬剤師さんが応募し、残念ながら落ちてしまうことも少なくありません。以前に比べると、大都市部での薬剤師の採用条件は少し悪くなっているという傾向も見られます。実際に東京で薬剤師さんのご紹介をさせていただいていた体感で言うと、2018年くらいは年収550万円前後の薬剤師求人もあったのですが、現在は500万円くらいが上限でしょうか。条件にこだわりたい場合、特に年収が平均以上を希望する場合や、特定の勤務条件(できれば遅くまでの勤務を避けたい、残業が少ない、家から15分以内で勤務したい、35歳以上で調剤経験がないなど)を希望する場合は、さらに転職が困難になることがあります。

しかし、この状況は薬剤師の転職市場全体に当てはまるわけではありません。視点を変え、「地方」に目を向けると、全く異なる景色が見えてきます。この記事では、都市部の厳しい状況を踏まえつつ、地方での薬剤師転職が持つ可能性、特に「週休3日」という新しい働き方の実現に焦点を当てて、提供されたソースに基づき詳しく解説していきます。

地方の薬剤師市場は今どうなっている?都市部との大きな違い

都市部では薬剤師の供給過多が見られますが、地方では対照的に薬剤師不足が続いているエリアが存在します。例えば、静岡県・愛知県・岐阜県などの東海エリアや長野県・山梨県といった甲信越エリア、青森県・秋田県などの東北エリアなどでは都市部に比べれば薬剤師が不足しています。

主な薬剤師不足エリアの薬剤師求人
・静岡県の薬剤師求人
・長野県の薬剤師求人
・愛知県の薬剤師求人
・岐阜県の薬剤師求人

これは、地方においては一つの求人に対して何人もの薬剤師が殺到するという状況が起こりにくいことを意味します。つまり、需給関係でいえば、地方の薬剤師転職市場は薬剤師(採用される側)に有利な状況が続いていると言えるのです。都市部での就職や転職がうまくいかないと感じている方は、地方での転職活動を検討してみる価値は大いにあるでしょう。

静岡県を例に見る、地方転職の魅力

地方と一口に言っても様々ですが、例えば株式会社週休3日がある静岡県を見てみましょう。静岡県は、薬剤師が比較的不足しているエリアです。特に、病院薬剤師の不足は非常に深刻で、ニュースになるほどです。調剤薬局の薬剤師についても、他のエリアと比較すると不足傾向にあります。

静岡県が他の多くの都道府県と比較して持つ最大の特徴は、お給料の基準が他の都道府県よりも高いという点です。これは薬剤師にとって非常に大きなメリットとなります。同じ働き方をした場合でも、東京や大阪などの都市部と静岡県では年収が100万円違ってくるケースもあるほどです。

この「給料基準の高さ」と「地方での薬剤師不足」という状況が組み合わさることで、薬剤師にとって魅力的な可能性が生まれます。例えば、大都市で週休2日で働いた場合の年収と、静岡県で週休2日ではなく週休3日で働いた場合の年収が、それほど変わらないケースがあり得るのです。

薬剤師の給料のベースは一般的に高いため、週休3日という働き方を選んでも、勤務地によっては一般の週5日勤務と同じくらいの給料になることもあります。ただし、都市部や関東地方では必ずしもそうとは言えない点には注意が必要です。しかし、静岡県のような地方で給料基準が高いエリアであれば、週休3日を選んでも収入面での大幅なマイナスを感じにくい可能性があるのです。具体的には新卒でも週休3日で年収400万円前後、5年経験の方になってくると週休3日で年収450万円以上となり、中には550万円を超える条件もあります。ただし、週休3日正社員の働き方は、1日8時間×4日もあれば、1日10時間×4日もありますので注意が必要です。

静岡県は地理的な魅力も持っています。東京や大阪、名古屋といった大都市から新幹線などの交通機関でアクセスしやすく、比較的短時間で移動できるという立地性の良さがあります。例えば静岡県浜松市から東京までは新幹線「ひかり」で90分を切ります。中には70分代で着く時間帯もあります。ちなみに浜松駅も静岡県の県庁所在地である静岡市も「のぞみ」は停まりません。(悲しいですが負けません…)都市部での勤務にこだわりがない、あるいは都市部に住む必要性を再考する必要があると感じている薬剤師さんにとって、静岡県のような地方での転職は、働き方やライフスタイルの選択肢を大きく広げる機会となり得ます。地方で生活し、必要がある時だけ都市部に行くライフスタイルも充分検討の余地があります。実際に週休3日薬剤師.comを経由してご登録いただき株式会社週休3日が地方への転職をお手伝いさせていただいた薬剤師さんの中には、そのようなスタイルの方が多くいらっしゃいます。

「週休3日制」という働き方について理解する

地方転職の魅力の一つとして挙げられる週休3日制について、ここで詳しく見ていきましょう。週休3日制(週4日勤務制)とは、1週間のうち3日間を休日とする制度のことです。これは、働き方改革の浸透やコロナ禍の影響により関心が高まっている多様な働き方の一つです。

2021年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2021(骨太の方針)」の中で、「選択的週休3日制」について言及され、育児・介護・ボランティア、地方での兼業などでの活用を促し、企業での導入を普及させていく方針が示されました。これは企業に導入を義務付けるものではなく、あくまで企業側の判断に委ねられていますが、大企業を中心に試験的に導入する企業が増えつつあります。

週休3日制には、運用方法によって大きく分けて3つのタイプがあります。

1. 給与維持型

休日を増やしつつ、給与水準を維持するタイプです。週休2日制で「1日8時間 × 週5日 = 週40時間」だった勤務パターンが、週休3日制で「1日8時間 × 週4日 = 週32時間」のように、総労働時間が減少します。給与を維持するためには、より高い生産性が必要になります。
薬剤師さんでこの給与維持型の求人は基本的にはありません。

2. 労働時間維持型

休日が増える分、1日あたりの労働時間を増やして総労働時間を維持するタイプです。週休2日制で「1日8時間 × 週5日 = 週40時間」だった勤務パターンが、週休3日制で「1日10時間 × 週4日 = 週40時間」のように変更するイメージです。総労働時間が週休2日制と同等になるため、給与水準に変化がないのが特徴です。
薬剤師さんでこの労働時間維持型の週休3日求人は都市部・地方を問わず散見されます。20代では特に人気が高いのですが、人気が高いだけあって都市部の労働時間維持型の週休3日正社員求人は募集が出ることがかなり少ないです。一方、地方では1日10時間開局している薬局が多くないのであまり見られません。

その中で、こちらの愛知県と岐阜県で20店舗以上展開している調剤薬局グループさんは、愛知県一宮の店舗で10日10時間の週休3日正社員での採用検討が可能です。実はこちらの求人については私ども株式会社週休3日がご提案し、働き方改革をお手伝いさせていただき実現した働き方です。かなり好条件だと思いますのでご興味ある方はぜひ一度ご検討ください。

シンコー薬局 一宮店(中途採用)

3. 給与減額型

休日が増え、労働時間が減少した分、給与も減額されるタイプです。例えば、週40時間労働から週32時間労働になり、給与が従来の80%相当(40時間の32時間相当)に減額されるようなイメージです。従業員にとっては休日が増えるメリットがある一方、給与が減額されるため、選択制や希望性で導入されるのが一般的です。塩野義製薬株式会社の事例では、このタイプを導入し、週休3日を選択すると所定労働時間が5分の4、給与が原則80%相当になるとしています。

薬剤師さんが週休3日制で働く場合、週32時間の働き方になることが多いです。これは、1日8時間勤務・1時間休憩をベースに週4日間勤務するイメージです。中には1日9時間週4日勤務の週36時間勤務のケースもあります。週36時間勤務の週休3日正社員は減額が大きくならないのでおすすめです。

地方で週休3日の薬剤師求人を探す方法

地方で自分に合った週休3日の薬剤師求人を見つけるためには、いくつかの方法があります。

1.大学の就職課を利用する(新卒向け)

大学の就職課には、その大学がある地域の薬局や病院から求人票が届いていることがあります。大手ナビサイトは費用がかかるため、中小の法人は掲載していないこともありますが、意外な掘り出し物が見つかる可能性があります。

2.ハローワークを利用する

ハローワークには、地元の薬局や病院の求人が掲載されていることがあります。中途採用のみで募集があった場合でも、担当者に連絡してみると新卒でも応募可能になるケースが稀にあるようです。ハローワーク経由での応募は、日程調整などのサポートも受けられます。

3.薬局に直接連絡する

地元の薬局へ手あたり次第に連絡してみるのも一つの方法です。地域によっては薬局数が限られており、新卒採用を行っている法人はさらに少ないこともありますが、ナビサイトには載せていない法人も多いため、やってみる価値はあります。希望する職場への連絡は、メールは見落とされがちなので電話が推奨されています。電話での対応が悪い場合は、その法人は避けた方が良いかもしれません。

4.地域の薬剤師会や病院薬剤師会のサイトを見る

希望する勤務地の薬剤師会のウェブサイトに求人情報が掲載されていることがあります。病院での勤務を希望する場合は、病院薬剤師会のウェブサイトをチェックすることが有効です。

5.転職エージェントを利用する

自分で情報収集や交渉を行うのが不安な場合、あるいはより効率的に多くの選択肢の中から探したい場合、転職エージェントを利用するのも有効な手段です。転職エージェントは、初めて転職をする薬剤師さんや、転職経験が少ない方にとって特にメリットが大きいと言えます。多くの面接や職場見学の経験から「良い職場」「悪い職場」の判断基準を持っており、求職者にとって聞きづらい質問も代わりにしてくれます。また、職場や働き方の選択肢を大きく広げてくれる可能性があります。

転職エージェントを利用する際は、求人を探させるだけでなく、全面的にサポートを受け入れる姿勢が重要です。エージェントによって対応は異なり、「面接同行の有無」などは会社によって方針が異なるため、事前に確認すると良いでしょう。

私ども週休3日薬剤師.comは、週休3日正社員を中心に働き方重視の就職・転職に強いのが特徴です。働き方にお悩みで、地方への転職をお考えの薬剤師さんはぜひ週休3日薬剤師.comへご相談ください。こちらからご登録いただき、お悩み・ご希望をお聞かせください。

今後の薬剤師に必要な視点

今後も薬剤師は増え続けると予想されています。特に都市部では薬剤師が増えすぎている状況が続きます。このような状況下では、地方への移住も選択肢の一つとして考えられます。

また、都市部・地方に関わらず、薬剤師には今後より一層の自己研鑽が必要になります。多様な経験や資格取得が重要になるでしょう。中小の薬局が大手に吸収合併されるケースもあるため、一つの職場で長く勤めて職歴を積むことも考慮する必要があるかもしれません。

勤務先が買収されるというケースも起こり得ます。大手のグループに買収されても大きな変化がない場合もあれば(みよの台薬局が総合メディカルに買収された際など)、買収元のグループに速やかに統合される場合もあります(日本調剤グループが薬栄を買収した際など)。買収された際は、合併先の人事が転籍や給料などの説明を行うため、その場で在籍するかどうかの確認や、給料体系、休日休暇、退職金、異動・応援の有無などをしっかりと確認することが重要です。疑問点はすべて確認し、記録を取ることを推奨します。転籍を断った場合の扱いや、会社都合の退職になるかどうかも確認しましょう。不安な点はすべて確認し、必要に応じて労働局や弁護士に相談するなど、自身の権利を守ることが大切です。買収による変化は個々の状況により異なるため、慎重に選択を行う必要があります。

このような市場の変化に対応するためにも、日々の研鑽を心がけ、資格取得や経験の幅を広げることが重要です。

まとめ:地方転職と週休3日で、薬剤師のキャリアと人生を豊かに

都市部の薬剤師転職市場が厳しさを増す一方で、地方では薬剤師不足が続いており、薬剤師にとって有利な状況が続いています。特に静岡県のようなエリアでは、給料水準が高いという特徴があり、地方でありながら、都市部の週休2日勤務と同程度の年収を、週休3日という働き方で実現できる可能性を秘めています。

週休3日制は、ワークライフバランスの向上や、自身の時間(副業や趣味、勉強など)を確保したい薬剤師さんにとって、非常に魅力的な選択肢となり得ます。給与減額型、労働時間維持型、給与維持型といった様々なタイプがあるため、ご自身のライフスタイルや希望に合わせて最適な形態を検討することが大切です。

地方での転職活動にあたっては、大学の就職課、ハローワーク、地元の法人への直接連絡、薬剤師会のサイト、そして週休3日に特化した転職エージェントなど、様々な方法があります。特に転職エージェントは、豊富な情報と交渉力であなたの希望する働き方の実現をサポートしてくれる強い味方となるでしょう。

転職を成功させるためには、現職に在籍したまま活動を進めること、求める条件に優先順位をつけること、職場の雰囲気をしっかり確認すること など、計画的に行動することが重要です。また、転職エージェントが転職を勧めない特定のケースがあることも理解しておきましょう。

調剤薬局、病院、ドラッグストア、そして在宅医療など、薬剤師の働く場所や働き方も多様化しています。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、ご自身のキャリアプランやライフスタイルに最も合う選択をすることが、後悔のない転職につながります。

もしあなたが今、都市部での転職に苦戦している、あるいはワークライフバランスを重視した働き方を求めているのであれば、地方での転職、そして週休3日という働き方を真剣に検討してみてはいかがでしょうか。それは、薬剤師としてのキャリアを継続しながらも、人生全体の満足度を高めるための新しい一歩となるかもしれません。

自分一人で悩まず、専門家である転職エージェントに相談してみることで、思ってもみなかったような働き方や職場との出会いがあるかもしれません。ぜひ、あなたにとって最適な道を見つけてください。

週休3日薬剤師.comは株式会社週休3日が運営している薬剤師の資格を活かした「週休3日正社員での就職・転職サポート」のスペシャリストです。働き方でお悩みがご希望があり、地方への転職をお考えの薬剤師さんは、お気軽にこちらからご登録いただき、お悩み・ご希望をお聞かせください。

Text By 書いた人
代表 永井

浜松西高等学校、北海道教育大学卒。WEBコンサル、まさかの週休3日総務課長を経て、ご縁があり老人施設の施設長を8年務めさせていただきました。介護施設で週休3日制を導入し6年間運用実績有り。医療介護福祉に詳しい採用人事のプロフェッショナルであり、週休3日の第一人者です。 子供4人の共働き。育児パパLv36、最後の敵を倒しに行ってもいいレベル。 ギャップがありますが笑、演劇を20年以上続けています。 両親は浜松市の最北部、水窪出身。薬剤師さんの週休3日正社員での転職はこれまで100人以上をサポート。薬学生さん(新卒)の週休3日正社員での就職も実績多数。お気軽にご相談ください。

Posted on
May 23, 2025
Category
ブログ移住転職就職
Tag
薬剤師転職地方
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