超高齢化社会を目前に、在宅医療や地域包括ケアシステムの推進など、医療を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。週休3日制を運用されている調剤薬局の方にお話を伺いました。

ウェルカム、週休3日正社員。
週休3日正社員のような働き方についてどう思われますか?
ウェルカムです。従来は会社の都合が優先だったかもしれませんが、今は働き方も多様。そんな人をどう受け入れるか、こちらも多様な考え方を持たなければいけません。例えば週4日しか来られないならA店では無理だけど、B店で2日勤務、C店で2日とかにしてもいい訳ですから。

そうなると経営者と働く人の間に立って、円滑に進めるための管理職やマネージャーの役割が重要になってきますよね。
やはり経営側と働く側とはお互いに立場が違います。そこをどうやって調整するかが重要。通訳のような仕事をする必要があると思っています。その視点から考えると、週休3日正社員というアイデアはいいと思います。パートでしか働けなかった人は正社員になることで、責任のある仕事を任され、それに見合う報酬を得られる。事業者も極端な人件費の高騰を抑えられます。
少子高齢社会が深化し、働く人が減っていく、これから先の日本を考えると、大切なのは多様な働き方をされる方を事業者が許容し、上手にパズルを組むことだと思います。色々な働き方を、どう組み合わせて事業を回すか考えるのが重要です。その点からすると、週休3日正社員のピースは重要です。パズルのピースとしては、大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いと思います。
仕事でも、プライベートでも気持ちよく前向きに過ごせるよう行動していくことが大事です。社会が変化しても、仕事とプライベートのどちらもうまくいくやり方があるはずです。道のりは長いかもしれませんが、きっとたどり着けるはずです。週休3日正社員がそのきっかけになるかもしれませんね。